Tokuzeのコラム

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評価

Blackberry Bold 9900をレビューする!

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待ちに待ったBlackberry Bold 9900を入手しました。
今回の記事は、このBlackberry Bold 9900の使用感をレビューしてみたいと思います。

まずは総合評価から。
いや〜この機種は良いですよ。使用感も最高ですし、所有欲も満たされます。
もちろんIphoneやAndroid携帯も素敵な機種が多いのですが、携帯端末の人とつながるという本来の機能はこのBlackberry Bold 9900で十分に果たすことが出来ます。
娯楽系のアプリは少ないのですが、それらは家でIpadや携帯ゲーム機で楽しめますしね。

実は9900を購入しデータ移行後に何故かapp error で2回も強制リセットがかかったのですが、その後はそんな症状は再現しないままに安定しています。良かったですねぇ〜。何事かと思いました。

では、その外観です。
正面です。
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ご覧のようにIphoneやAndroid端末のような全面がタッチパネル液晶になっているのではありません。
2.8インチのタッチパネル液晶と物理キーボードが表面の半分ずつの面積を占めています。
タッチパネル液晶は640×480ドットですが、自分は不便を感じません。もちろん、拡大や縮小の操作も画面上のタッチ操作で簡単にすることが出来ます。(ALTキーを押しながら、中心にあるタッチパッドを上にこすると拡大、下にこすると縮小になります。)

それから、弱点と言われていたブラウザですが、Web表示が見違えるように高速になりました。
どのくらい早くなったのかについては、ネット上で比較している動画が多数、公開されていますから、そちらをご覧いただきたいと思いますが、ストレスを感じさせません。
サクサク感が半端ない感じで気持ちよくネットを閲覧できます。
(ただし、残念ながらDocomoのLTEサービスであるXi(クロッシィ)には非対応です。)
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秀逸なのが、QWERTYキーボードです。
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やはり物理キーボードは使い易いですよね。文章入力がサクサクと進みます。いままでBB9000、9800と使ってきましたが、9900は完成されていると評価が高かった9000のキーボードを上回る使用感です。

いままで使用していた9800は本体の下からキーボードがスライドして出てくるのですが、少し小さめで打ちやすさが犠牲になっていましたから、9900の使いやすさがとても頼もしく感じてしまいます。

ただ、9000のキーボードの数字が赤字で刻印されていて見やすかったのですが、今回は白字であさっりとした感じになっていることが、ちょっと残念です。

往年の名機9000と比較してみます。左が9900で、右が9000です。大きさはほぼ同じくらいでしょうか。
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 次は9800との比較です。

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裏面です。
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背面のカバーは中央部にあるのですが、少し開けにくいのが難点です。
初めて開けようとした時に、なかなか開けることが出来ずに少し困りましたが、くさびに爪をかけてエイッと力を込めたら開けることが出来ました。
背面カバーを開けると、バッテリーとSIMカード、MicroSDカードを入れることが出来ます。
バッテリーは、かなり薄くなりました。
本体が9000や9800よりも薄くなっていますからバッテリーも必然的に薄くなってしまうのでしょうね。
肝心のバッテリーの持ちがどうかということですが、自分の使用感では、バッテリーが長持ちした9000と9800の間位の感じでしょうか。
9800は時々、バッテリー見る間に無くなっていくという掟破りの暴走行為がありましたから、論外なのですけどね。
9900はOS7になったのですが、オプションのデバイスの中にバッテリー節約モードがあり、バッテリーが指定の値より少なくなった時に、節約モードがオンになって、残量を最大限活用することが出来るようになっています。(まだ、この効果については未検証ですから、機会がありましたらレポートしてみます。)

側面です。
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側面は、エッジが立って質感がとても良い感じです。厚さを9000と比べてみるとこんな感じです。
上が9900で下が9000です。写真でははっきりしませんが、格段に薄くなっています。
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Blackberry用のアプリを提供しているApp Worldでは相変わらず日本語で説明されているソフトは少ないのですが、最近、新たにNTT docomoのBlackberryサイトがApp World内に表示されるようになり、Docomoが少しやる気を見せ始めました。
Iphoneなどを使用していると無料アプリを次々に入れてしまい、そのほとんどのアプリは使用したことがないなどという状況になってしまうことがありますが、Blackberryの場合は、自ずと自分が使用したいアプリを厳選して導入することになります。
Evernoteなどのメジャーなソフトは、もちろんBlackberryでも提供されていますから大丈夫です。
今回はまだ数日しか使用していませんから、実際の評価はこれからが本番なのですが、しばらくは楽しく使い倒すことが出来そうです。

Blackberryの製造元のRIM社は世界的にシェアを落とし、日本でBlackberryを販売しているDocomoも携帯電話の契約数シェアをここ1年で55.4%から46.9%まで大幅に下げたというニュースが流れています。
「悪貨は良貨を駆逐する」というグレシャムの法則があります。
IphoneやAndroid携帯を悪貨というのは言い過ぎですが、Blackberry Bold 9900が良貨であることは間違いないと思います。(グレシャムの法則の意味の本来の使い方ではありませんが・・・。)
駆逐されないようにDocomoには、ぜひ力を入れて販売して欲しいものですよね、皆さん! 

これから携帯の購入を考えている方は、ぜひBlackberry Bold 9900を選択肢に加えてみてくださいね。
万人向けではありませんが、一度、使用してみるとその良さを実感できる筈です。
また機会を見てBlackberry Bold 9900に入れているアプリをご紹介したいと思っています。
では、また。 

デジタル機器レビュー「ポメラDM20Y」

私が愛用しているデジタルグッズについて、その使用感などをレポートしてみたいと思います。不定期連載の第1回は「ポメラDM20Y」です。
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▲Mac Bookのキーボードの上に乗ったこの弁当箱のようなものは何でしょう。

ブログを書く時に使用しているのが、テプラで有名な事務機器メーカーのキングジムが発売しているデジタルメモ「ポメラDM20Y」です。
ポメラは、文章入力に特化したデジタルツールです、
インターネットにつなげることもできませんし、カラー液晶でもありません。
プリンタにつないで印刷をすることも出来ませんし、気持ちよいくらいに機能を省いています。

そんな徹底的に機能を省いたポメラなのですが、不思議なことにズシンとデジタル好きの心に響くグッズになっているのです。
なんといってもキーピッチが17mmのキーボードが折り畳まれて、使用する時に開くというギミックがデジタル好きの心をそそります。
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▲まず、液晶画面を上に開けるとこんな感じです。そして・・・

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▲折りたたまれていたキーボードを開くとこんな感じになります。下のMac Bookのキーボードの大きさと遜色ありませんよね。

その特徴は、電源を入れるといつでもどこでもすぐにテキスト入力が出来ることです。
単四電池2本で約20時間、エネループで15時間持ちますし、ポケットに入れるにはさすがに厚いのですが、重量は500g程度ですからカバンには入れて持ち運びが簡単にできます。
サッとカバンから取り出して、キーボードを開いて電源をオン。文章を入力したい時にすぐに出来るなんて最高です。

さて、入力をした後のパソコンとの連携ですが、USBケーブルで本体と直接つないで、外部ストレージとして認識させるか、またはmicroSDに保存してパソコンと連携させることとなります。
(QRコードに変換して携帯等で読みとって変換することも出来ますが、㈵回に200文字分しか転送できませんから緊急避難的な使用方法で現実的ではありません。)

ポメラは初代のDM10が発売された時に即買いし使用してきたのですが、DM20になってDM10使用時の不満だった点がかなり解消されました。
特にDM10は、ファイル管理に難があってフォルダ内に階層を持たせることが出来ず、ファイル検索にも手間がかかっていたんですよね。
そして、画面も4インチから5インチと大きくなりました。
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▲右がDM10で、左がDM20Y。因みにDMはデジタルメモの略です。

実はDM20の発売当初は様子見をしていたのですが、レーシングカーデザイナー由良拓也がデザインしたDM20Yが発売されたことから思わず購入してしまいました。
ポメラ本体と本皮のカバーが一体化したデザインに魅せられてしまったのです。
やはり、自分が使用するもののデザインは、とても重要ですよね。デザインの善し悪しで使用感が変わったりする場合もあります。少しくらい気に入らない部分があっても、赦してしまうというようなこともあるのです。

なお、このDM20Yはキーボードのスペースキーの横にあるキーの刻印を「ひらがな」とすべきところを「ひがな」としたまま当初は発売してしまったという、およそ今の日本の製品管理上では起こるはずがないようなミスがありました。
キートップのデザインに凝りすぎていたため気が付かなかったのか・・・、大手事務機器メーカーなのに不思議です。
さて、肝心の日本語入力なのですが、ポメラはATOKをのせています。
実は私はATOKユーザーでMac BookでもATOKを使用しているのですが、ポメラのATOKは、さすがにパソコン用のATOKにはかないませんが、そこそこは使えますからブログを書くのには不自由はありません。
でも、時々、変な変換をしたりするんですよね。まあ、許容範囲なのですが・・・。 

さて、次は他のデジタル機器との比較です。
私は以前からサブノート(モバイルノート)系の機器が大好きで、古くは単三乾電池6本で動いた銘機ThinkPad220や、その後継機の230cs、シグマリオンⅡやVAIO-U3などを使用してきましたから、これらの機器と比較してみたいと思います。
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▲SONYのVAIO-U3(右上)、DELLのネットブックinspiron910 (右下)、ポメラDM20Y(左上)、ポメラDM10(右下)

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▲Sonyの銘機VAIO-U3との比較です。キーピッチの広さは完全にDM20Yが上回っています。

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▲SonyのReaderの画面との比較です。さすがにReaderの6型電子パネルの方が鮮明です。

今回、ご紹介しているポメラは、メーカーでは電子文具としていますから、パソコン類と比較するべきではないかもしれませんが、私の中では文章を打つという主な用途では同じですから、文章入力のやり易さから比較をしてみますね。
結論でいうと、入力ツールとしては、ポメラの使用感はいままで使用してきたサブノート類を大きく凌駕しています。
とにかく快適なんですよね。 
このポメラの利点である電源を入れてすぐに使用できる(キーボードを開くという手間はありますが、)ということは、本当に気持ちが良いものです。

こんな快適入力ツールのポメラなのですが、実はメーカーではmacOSは対応外としています。
私の今のメインパソコンがMac Bookなので試しにUSBケーブルで本体と直接つないでみたのですが、外部ストレージが認識されるとアイコンが表示される筈のデスクトップ画面には何も出てきません。

こうなると連携方法はmicroSDに保存したデータをカードリーダー経由で読み込ませることとなるのですが、実はポメラの構造上からmicroSDがなかなか取り出しにくいという欠点があります。
microSDをつまみ出すためのスペースが狭く、うまく取り出せないのです。
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▲microSDがなかなか取り出せません。改良の余地ありです。
 
そもそもmicroSDは、頻繁に取り出すようなものではない筈です。これが通常のSDカードならば扱いやすいのですけどね。

これは困ったことになったのですが、実はこの問題はあっけなく解決しました。

試行錯誤しながらあれやこれやとしたのですが、USBケーブルでポメラと直接つないだままmacを起動するとしっかりと認識してくれることを発見しました。
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▲Mac BookのデスクトップにDM20Yのアイコンが出現。

これで無事に問題解決です。
こんなに素敵な快適入力ツールポメラDM20Yなのですが、実は、このポメラにライバル出現です。

それは、昨年の終わりに発売された同じポメラシリーズのDM100です。
なんとキーボードが折りたたみではなくストレートタイプの薄型で、重量も軽く、そして縦書き表示可能、電子辞書も搭載、バックライト、microSDではなくSDカード対応、Bluetooth、macOS対応と、いままで私が不満だった点がことごとく解消されているのです。
う~ん、困りましたね。でも、まだDM20Yはバリバリの現役ですし、Ipadの新型も欲しいし・・・。
電脳ブロガーの欲望は尽きることが無く、果てない妄想は今日も続くのでした。(このフレーズは、ついこの前、どこかで使用したような・・・。)

では、また次回。
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▲初代Ipadとオシャレなカバーに包まれたDM20Yです。

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▲ポメラ兄弟と私の愛機のBlack berry9800とipod touch(第4世代)。 
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